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家の近くのコンビニから見える夕焼けが好きだ。
太陽に照らされた山際と夕焼けと青空の
グラデーションがなんとも言えなくて
過去に何枚も写真を撮っているのに
ついついシャッターを切ってしまう。
でも、どんなに高いカメラでも
人間の目には到底敵わないなと思う。
見えている山の名前を教えてもらった。
そうしたら、世界の解像度が上がった。
そういうものがまだ残ってるといいな。
🌳
1人旅をした
つまりはよくないことがあったということである
思い立ったのは日曜日の午後で、遠出する時間もなく3年前と同じ場所へ行った。同じ場所でも昔の自分と今の自分を比較できるというのは面白い。
3年で何が変わるのか?
振り返ると色々な困難や楽しいことがあり、その度に歳を取るというか、恥ずかしいことを言うと成長したように感じる。けれど、またここに戻ってきたということは所詮その程度である。
1人旅をするときは必ず目的地を決めておく。今回も地図を見てここには行っておこうと決めた。
歩く
10月初旬にも関わらず、まだ夏の気配が残っているからか、歩く道は険しかった。常に5匹くらいの羽虫が子分として着いて回って、鬱陶しかった。
目的地までの道はさらに険しく、立ち止まってしまった。このまま進んで大丈夫なのか、と5分くらい考えて、もういいやと引き返した。引き返すことは珍しい。
引き返した先に芝生広場があったので、木の影を見つけて座り込んだ。
太陽の光は柔らかく、涼しい風が吹いていた。が、蝉と鈴虫が鳴いていてなんとも変な気分にもなった。
良い天気
座っているだけで気持ち良い。時折、寝転んだりもした。今日は引き返して良かったと思えた。自分が諦めたことを肯定できた。
無理に目的地を決めて、ここに行かなければいけないと焦って失敗する。つい最近そんなことをやってしまった。
無理に目的地を決めなくていい。
目的地が決まっていたとしても、立ち止まったり、引き返したりしてもいい。
自分が「いいな」と思えればそれでいいし、よかったんだ。
📝
ただ今日見た夢のメモ。
家族で遊園地を探しに行った
一度も顔を見たことの無いおじいちゃんが、小さい頃行っていた遊園地らしい。
ナビに名前を入れて、出発したけれど、たしかに古っぽい遊園地はあった。ただナビの目的地から少しだけ離れてた。
ここで合ってるでしょ、と私と姉は言った。母親はこんなところだっけ、となんだか不服そうだった。
しばらく遊んだ後に、やっぱり違うと母親は言った。ちゃんとナビの目的地に行こうと。
仕方が無いので行ってみた。着いた場所には遊園地はやはり無かった。
最近建てられたと思われる綺麗で豪華なマンションと、子供連れが歩いていた。
試しにマンションの敷地内に入ってみると、綺麗なコンクリートの壁に、〇〇遊園地と書かれた寂れた看板が遺っていた。
♻️
世の中変わらないものは絶対ないという自論
小さい頃に毎日通った駄菓子屋はいつのまにか無くなってて
ちょっとくたびれたところが良い味を出していた地元の駅は綺麗に建て替えられていて
新しい靴を買っても少し経ったらお店で並んでるものより汚く見えて
一生懸命研究に取り組んで、友達と騒いだ研究室は知らない間に建物ごと取り壊されてて
お互いに好きだと思っていても簡単に冷めることもあって
ずっと元気でいてくれるだろうと思ってた両親は、いつの間にかおじいちゃんおばあちゃんになってて
ほんと変わらないものなんて無いよなぁ
ただ唯一、自然の中にいると変わらないなと思うことができる
2016.07.24 生田緑地
2018.03.24
もちろん自然も変わりつつあるけれど、スケールの長さが人間と比べものにならない
だからよく森林浴に出かけるのは、変わりつつある自分と、自分の人生というちっぽけなスケールの中ではそうそう変わらない自然とを比べて物思いに耽けることが楽しいからです
会社の同じ部署の人に、チャリ旅をしたことや、森林を彷徨い歩いてることを話したら変人だと思われたようなので、ここで言い訳しておきます
まぁ変人で合ってるけど…
🌲
いつも、何か嫌なことがあったり、頭がもやもやしていると1人旅に走ります
今回もそうです
はじめは房総半島の先っちょに面白そうな公園(無人島)があったので、そこへ行こうかと思ったけど、周辺に宿泊所が一切無くて諦めた
でもいま思えば、適当に寝袋でも買って、その無人島で何も気にせず寝転がって一晩中しし座流星群を眺めるのも悪くなかったかも
もし車が手元にあったなら、毎週末車中泊してるのだろう
ということで房総半島は諦めて別の場所に行ってきた
場所は、秘密で
天気が微妙…
川崎市から飛び出て、次第に緑が多くなっていく
自分が行ったことのない場所を歩くのは本当に楽しい
純粋に歩いててわくわくするし、何より発見がたくさんある
201番道路
日曜日ということもあってか、家族連れが多かった
静かに森林浴のつもりが、子供がはしゃぐ声とたまに親が叱りつける声が響く、仕方ないか…
とりあえず、お昼を駅前で買ったので早めにどこかで食べよう!となった
もう少し歩けばキャンプ場があることを知る
私の暗い気持ちとは正反対の看板
自分は何を血迷ったのか
キャンプ場に着いて、広場で子供が走り回る中虚しくおにぎりを食べていた
15分ほどで食べ終わって重い腰を上げて時間を確認、そして出発
もう14時
歩く
ホワイトバランス変えて
注意書きのパワー感
木の生命力
ところどころ躓きながら歩き回った
ふと下を見ると、今日のベストショット
森の中に宇宙
宇宙を持ってみた
展望台に行くと、トンネルを掘るために森が伐採されているのが丸見えだった
今まで歩いてきた道の、自然を大切にしましょうとか木々の説明書きの看板は何だったのだろうか
あぁ
ちょっと休憩しよう
少し疲れてきた頃、そろそろ太陽が西へ西へと傾いていた、時間は15時30分
11月になって日が沈むのがかなり早くなってきたので、そろそろまずいと思いペースを上げた
西日
木の穴の中にきのこ🍄
ペースを上げたまま歩き続けて16時30分頃、いちばん難関の階段がきた
段差は高いし先はうっすら暗くて見えないし、とてつもなく長かった
めちゃくちゃ疲れた
この階段を登ってるとき、ここ1週間の感情が全部溢れ出てきた
ちょっと前からやり直したいとか、仕事やだなぁとか、友達欲しいとか、そんなくだらないことだけど
気持ちも落ち込んできて、とうとう途中の階段で座り込んでしまった
5分くらいぼけーっとして、ふと登る先をよくよく見ると、何やら鉄塔?らしきものが見えた
うっひょー!と今までの落ち込みが吹き飛んでさっさと登ると、今まででいちばん良い景色が広がっていた
自然
風に吹かれて
来た道を振り返ると、あんな暗いところから来たのか、そして今いる場所の明るさを実感
暗いね
高台を充分満喫して、降りていくとようやくスタート地点に戻ってきた
こうして森の探索は終わった
帰り道、地ビールが売ってたけど、買うのはやめておいた
そのままバスに乗って、電車に長い時間揺られて帰った
駅にあった、これはやるしかない
くたびれた身体を200円入れて10分間預けた
文明最高
🚄
いまお盆の帰省の新幹線に乗ってます。
東京駅の時点で帰宅ラッシュと帰省ラッシュでえぐかったけど、自由席でこんなに多くの立ちを見るのは初めて。うーん、座れて良かった。
新幹線に乗るといつも思い出すことがひとつ。2014年に大学の推薦者ガイダンスがあって、その帰路のこと。
席に座ろうとして、隣の女の人に「ここ座っても大丈夫ですか?」と聞いた。
「大丈夫ですよ」
しばらくして「関西の方ですか?制服のスカートが長いし、見慣れないと思って」と不意に聞かれて、そこから隣の女の人との話が進んでいった。その女の人は大学院生だった。
結論を言うと、新横浜から新大阪までの2時間30分、その人との話が途切れることはなかった。
遠距離恋愛の経験や、--の--を好きになったこと(立場上言えない)、年上が大好きなこと、性格やら考え方までびっくりするほど一致してて生き写しかと思った。
京都で降りるんです、って言われて大学が京都にあるんですかと。「京大です」
「はえ~すっごい賢い…」
何にせよ京都が近くなってきたので、すごく別れが寂しくなってくる。こういうときってSNSでも交換するもんなんかな~と悩んでるうちに京都に着いた。
そして、荷物を持った女の人から
「すごく楽しかったです。じゃあまたいつか東京でね。」
えええ~かっこよすぎかよ。
名前も聞いてないし顔も今では朧気。でもいつかまた東京で会えたらいいな。
会えんかったら30年後くらいに探偵ナイトスクープにでも依頼するかな。
という思い出語りでした。ばいばい
2018.07.27 @六本木
Nikon D5500