自転車旅行🚴💨
2018/03/29-2018/03/31
自転車旅行 ~伊豆とは~
カワヅさんの自転車で日本一周に憧れて、学生最後
ほんの少しだけでもと思いついた旅行。
⭐ 走行距離
1日目 65km
2日目 44km
3日目 30km
計 139km
⭐ 1日目
2018/03/29の14時に自宅を出発。本当は9時頃に出発するつもりがぐだぐだしてしまった。とりあえず腹ごしらえと思って梶が谷246号線沿いのマクドでお昼ご飯。15時頃に再び出発。
しばらく漕いで、自転車は重いし、自分は歳取ったし、246号線は自転車殺しだということに気付いた。とにかく坂が多い。車も多い。道は狭いしガタガタ。ただ246号線は田園都市線沿いなことから知ってる地名が多くてそれが楽しかった。青葉台とか長津田とか。
パワーワード溢れる看板
いえのせいそう ゴミ屋敷孤独死事件現場特殊清掃
18時頃。大和市に入ってから自然もそこそこ増えてきて高い建物も少なくて走ってて気持ち良かった。
大和市あたりで日の入りを見る
途中で良い感じの森を見つけて入ってみる
(たぶん大和市泉の森?)
道行く人々が全員殺人鬼に見える勢いだった。
20時頃。厚木市に入る。日が沈んで真っ暗だったけど、本厚木駅付近がわりかし都会なこと、知ってる地名だったからこのあたりはまだテンションが高かった。
これから地獄が始まる。
地獄の前に家系ラーメン厚木家で夜ご飯。人気店らしく車も店内も人いっぱいで見かけた瞬間に入った。家系の中では結構さっぱりした味で豚骨醤油というよりは鶏白湯っぽかった。
厚木市内の住宅街の中の公園
21時頃。平塚駅着。厚木市から平塚市はあんまり覚えてない。暗くて景色は楽しめないし、そもそもそんな遠くなかった。そろそろお尻が痛くなってくる。平塚駅で満喫に入って夜を明かすつもりだったけど、時間が中途半端なことと、暇を潰すにもさっき夜ご飯食べたばかりだったので今日中に小田原駅まで行くと決心する・・・
・・・本当につらかった。太陽が出ていれば左手には海、右手には山という絶景のはずなのに暗くて何も見えない。道路の両サイドが漆黒の闇でマジで怖かった。そしてこのタイミングで花粉症が爆発する。鼻水をだらだら流しながらひたすら走った。何回も帰りたいと思った。コンビニを見たときの安心感がすごかった。
0時頃。小田原駅着。平塚駅から3時間。事前に調べておいた満喫に転がり込む。隣の部屋の人がものすごい勢いでドタバタしてたけど、関係無く爆睡。
⭐ 2日目
8時起床、出発。朝ご飯でも食べるか~と自転車にまたがる。お尻が痛い。もう一度言うけどお尻が痛い。「え?これで伊豆まで行くん?www」と心の中の自分に笑われた。
そのとき、自動販売機に貼り付けられた
「そうだ、新江ノ島水族館に行こう」
というポスターを見つけて
「そうだ、新江ノ島水族館に行こう」
と決める。
とりあえず江ノ島に行くとして、小田原に来た意味を見出さないといけないので小田原城に行った。
2016/08/08になかよちで行った懐かしの小田原。
思った以上に歩いた道を覚えてて、あの時の自分の状況を思い出して感傷に浸った。
小田原城と満開の桜
9時頃。小田原城を出て、浜辺が近くにあるとGooglemap先生が教えてくれたので行ってみる。
神々しい
足跡
念願の海だったので本当に感動した。
左手には横須賀、右手には伊豆半島が見えた。
平塚駅から小田原駅まで走った道を今度は逆方向に走る。7時間前は漆黒の闇だったけど、太陽が居てくれると本当に気持ち良い海沿いの道だった。なんとも言えない田舎感と、家と家の隙間から見える海が、川崎市では見られない光景で良かった。
10時30分頃。途中でローソンに寄って遅めの朝ご飯を食べた。イートインの窓から見える海沿いの1号線が爽やかだった。
隙間から見える海
桜が綺麗な神社が目に入ったので立ち寄ってみた。桜だけじゃなくてすごい綺麗な形の花もあった。名前がわからない。
相棒の自転車と神社
形が綺麗なお花
12時頃。大磯町を通り過ぎようとしたところで、大きめの森林公園を発見。入ってみる。元首相の吉田茂邸と大磯城山公園が隣接してた。
旧吉田邸の日本庭園、侘び寂び
大磯城山公園ではおばあちゃん4人組と女の子2人組が印象的だった。公園内の展望台で、並んで座って持ち寄りの食べ物をわけっこするおばあちゃん逹と、ここまでどうやってきたー?あ、写真撮ろ!ストーリーも!という女の子逹。みんな何処から来たのかな。
展望台から見えた大磯町
大磯町でまたまた良さげな浜辺があったのでここにも立ち寄ってみる。家族連れが潮干狩りをしていた。
海岸のこういう道が好き
相模湾は意外と綺麗
14時頃。大磯町を出て平塚市、茅ヶ崎市と通り過ぎていった。太平洋岸自転車道もあるからなのか、ぴったりしたレーサージャージを来たロードレーサーがびゅんびゅん横を通り過ぎていく。ママチャリと比べるととてつもなくかっこよかった。
ステーキガストを見つけてしまい、お昼ご飯。贅沢三昧夢のよう。
立地条件最高の新江ノ島水族館
閉館が17時なこともあって急ぎめに展示を見た。自分がさっきまで真横を通ってきた相模湾の生態展示物が多くて、非常に良い勉強になった。
クラゲの展示、これが名物っぽい
イルカショーは普通の水族館のものとは少し異なり、ドレスを着たお姉さん達が歌って踊るミュージカル風だった。
江ノ島を背景に
イルカショー
17時頃。新江ノ島水族館を出る。
これからどうしようかと思い、とりあえず小田急線片瀬江ノ島駅の写真を撮りに行く。
駅前に江ノ島の観光名所が書かれた看板があり、江ノ島内のキャンドルタワー(灯台)が20時までやっていることを知る。行くしかないと思い、自転車を置いて徒歩で江ノ島に入る。
アニメでよく出てくる坂道?
そろそろ日の入り時刻だったので、早くキャンドルタワーに行こうと走る。エスカーという名前のエスカレーターの切符を買って、頂上に登った。
キャンドルタワーの展望台デッキに行くとちょうど日が沈む瞬間で何枚も写真を撮った。また、日が沈んでいくのと同時に月がくっきり見えてくるのが綺麗だった。
日の入り
そして月
キャンドルタワー
夜桜と月
展望台デッキから左手には伊豆半島、右手には横須賀が見えた。伊豆半島の根っこの部分に今朝まで居た小田原が見えて、めちゃくちゃ遠く感じた。あんなところから来たのか~アホやな~と思った。
18時30分頃。そろそろ江ノ島を出ようとする。時間の余裕があったので、あれこれ調べて3日目帰りやすいように藤沢市湘南台駅まで行くことにした。
20時頃。そろそろ湘南台駅に着くというときに駐車場が満車なサーティワンが目に入った。ちょうど金曜日だったことを思い出し、孫正義を讃えながら入店し、ロッキーロードを食べた。
20時30分頃。湘南台駅に到着。江ノ島ですでに調べておいた日帰り温泉らくに行った。自転車を漕ぎ続けた身体、特にお尻に温泉が染み渡った。寝ころび湯がいちばん気持ち良くて、20分くらいすっぽんぽんで寝ていた。
23時頃。お風呂から上がって座敷スペースに寝転がり、そろそろ満喫に行かなきゃと考えていたら、【この座敷スペースは23時以降、就寝スペースとなります】という貼り紙を見つけた。ということで、満喫には行かず追加料金を払ってここで寝ることにした。満喫の方が同じくらいの値段で個室だし飲み物もあったけど、行く体力が無かった。就寝。
⭐ 3日目
7時30分起床。朝の放送で起こされたけど、満喫で自力で起きるより誰かに起こしてもらった感があって目覚めは良かった。
8時頃。湘南台駅を出発。3日目はマジで帰るだけ。朝ご飯どうしようかな~と考えながら467号線藤沢街道を走った。ところどころ良さげなお店を見つけるも時間が早くてまだ閉まっていた。
さすがに空腹の限界だったので最悪駅前のドトールとかでもいいや、と思って小田急線桜ヶ丘駅に寄った。駅前にパン屋さんしか無くて、パン買って適当な公園行って食べるかと思いつく。
8時40分頃。小田急線沿いにある柳橋2号公園にてブランコに座って朝ご飯のパンを食べた。チューリップやらパンジーやら花が綺麗に植えられていて、桜も満開、隣で時折ちょっと古っぽい踏切の音と小田急線の電車が通る。いちばん旅感が出た瞬間だったかも。
春
9時頃。柳橋2号公園を出発。467号線から行きで通った246号線に合流。東京都町田市に入ったり神奈川県横浜市に入ったりと県境を走っていた。
10時30分頃。行きと変わらず246号線の上り坂がキツくて自転車を降りて手押しで進んでいた。限界を迎えて、通りすがった横浜市都筑区のあゆみが丘公園に入る。ここも桜が綺麗で家族連れがシートを敷いてお花見をしていた。私はと言うとベンチで死んでいた。
11時頃。あゆみが丘公園を出発。いよいよラストスパートと言わんばかりに公道の青い看板に溝口の文字が出た。涙も出た。
そして梶が谷に到着。身代わり不動の坂を下ってまいばすけっと下作延3丁目店で飲み物とか買った。レジしてくれた人は昔シフト一緒だった人だけど、自分の姿がボロボロすぎて話しかけなかった。
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12時頃。自宅到着。達成感と同時になんか寂しくなった。今思えば色んな人から「本当にやるの?」と言われた旅。伊豆では無くなってしまったけれど、思いつきで江ノ島行くあたりは一人旅の醍醐味だと思う。
暑すぎず寒すぎず、自転車という地味な乗り物で春を満喫した旅でした。これが私の学生最後。
ありがとう16000円号